地域まんまる「おらほの自慢聞いとくらいっ!」まとめ

10月24日に開催しました、地域まんまる「おらほの自慢聞いとくらいっ!」よってたかってほめっこしよう のまとめができましたので、ご報告します。

日  時:2023年10月24日(火)13:00~17:00
場  所:長野市役所講堂
参加人数:89人(住民自治協議会、企業、行政職員、NPO、個人他)
今回参加したのは16地区の住民自治協議会。それぞれが地区で展開している自慢の事業をプレゼンテーションしました。一般参加者も含めて会場からの質疑応答や、それぞれの地区へのメッセージカードの記入をしてもらいました。メッセージカードは後日地区ごとまとめてプレゼントしました。

■鬼無里地区「鬼無里サンタ隊」
 市内でトップクラスの高齢化率を誇る鬼無里地区。その活動のモットーは「あるのもを活かして、ないものを数えない」。コロナでフレイルが心配な高齢者の様子を見に行くため地区内のボランティアで「鬼無里サンタ隊」を結成し、サンタクロースとして楽しく見回りしています。この活動が地域の見守りにもつながる可能性を示唆しました。

■大岡地区「NPO法人Oooka森の学び舎」
 2018年に住民有志が、地元の四季折々の自然と文化を生かした自然体験の提供を開始。現在はNPO法人として、住民自治協議会と連携しながら、地域の人や自然を生かした自然体験を主にした親子山村留学、保育園の遠足誘致、農村文化の体験活動などを展開しています。

■中条地区「男!飲み会」
中条地区は地区在住または関りがある概ね60歳未満の男性を中心に、まずは酒でも飲みながら、語り合って、地域を盛り上げるための活動をしていこう!という会を作っています。グループラインで仲間とのつながりを密にしつつ、メンバーのやりたいことや好きを形にしています。新たなグループも生まれ、地域内のイベントも担っています。

■戸隠地区「とがくしくらしのカレンダー」
健康福祉委員会の事業として「とがくしくらしのカレンダー」を毎月発行、高齢者をはじめとする住民に必要な情報を届けています。表面は住民自治協議会、市立公民館、保健センター、かがやきひろば、地質化石博、診療所等の情報を掲載。裏面には保育園・小中高校の行事や住民が参加できる参観日等の情報を掲載しています。

■芋井地区「いもいリビングらぼ」
芋井地区内外の人が集まって、地区の課題に取り組んでいます。議論だけでなく、小さな実験を繰り返しながら、さまざまな人たちがかかわる場面を創り出しています。中でも、「草刈りバスターズ養成講座」や支障木対策の「芋井YOSAKU隊」、芋井移動居酒屋「ポテトむらパブ」、などメンバーが発案した事業はネーミングも個性的です。

■小田切地区「和輪話の会」
住民の困りごとを中心に自由な意見交換の場として「和輪話の会」を開催。前段のおしゃべり会から集まったメンバーが定期的に話し合いの場をもち、その話し合いから生まれた、「余剰野菜の有効活用」「男の居場所」などユニークな活動にチャレンジ中。地域の資源を活かす視点が興味深いです。

お互いに質問を投げたり、感想や意見の交換もしました。

■浅川地区「浅川ダムを中心とした交流の場つくり」
浅川ダム展望広場で浅川産の農林産物直売、ダム祭り、ダム周辺の環境整備をはじめ、地域おこし協力隊が育てるワイン用ぶどうの収穫にも協力したり精力的に活動中。また、絶滅危惧種の蝶「ゴマシジミ」の保護育成活動にも力を入れています。毎月の『あさかわまちづくりニュース』(まちづくり計画推進委員会発行)で活動を発信しています。

■豊野地区「豊野まちづくり委員会」
自ら参加したいと集まった立場も年齢もさまざまなメンバーで構成する豊野まちづくり委員会を中心として未来志向で豊野のまちづくり活動を展開。ビジョンを描きながら小さな実験を繰り返す活動です。地区内のイベントに出店して住民からの意見を集めたり、まちあるきワークショップ「とよのみらい探検隊」などを企画・実施しています。

■長沼地区「愛の一籠運動」
長沼地区は、1985年から60年続く「愛の一籠運動」を紹介。りんご栽培農家から「りんご」を一籠ずつ寄付してもらい、JAに出荷し、その収益金を地域の福祉活動に充てています。乳幼児育成助成金や福祉自動車の運営資金などの財源となっています。りんご農家が多い長沼ならではの取組ですが、近年は農家も減り、金額が減少しているという課題もあるそうです。

■若槻地区「ホタルの里化」(ホタルの里作り)
土京川に生息するホタルを、ふるさとへの愛着を育む象徴として、住民参加型で守り育てています。ホタルウィーク実行委員会を組織し、鑑賞路の整備をはじめ、子どもたちに呼び掛けてホタルへのお手紙を集めたり、事前のイベントを開催したり。最後には、「市内でホタルに関する情報交換会の開催を」と呼びかけました。

■松代地区「松代オオムラサキの里」
オオムラサキを中心に里山の動植物をワクワクしながら観察できる場所にと、環境を整えています。草刈り、観察用ハウス、遊歩道整備に加え、小学校や保育園からも多くの子どもたちが参加する観察会も開催。半面、メンバーの高齢化やシカやイノシシなどの対策が課題となっているが、継続的な活動にしていきたいと語りました。

■更北地区「防災啓発イベント」
「誰も取り残さない防災を考える日」として防災啓発イベントを実施。災害弱者の中でも医療的ケア児がいる家庭が、この事業を通して、地域のさまざまな人とつながることで有事にも助けあえる関係づくりを大切にしています。また地区内の中学生たちとのイベントも提供しています。

■川中島地区「川中島白桃ブランド化」
2018年から、地域きらめき隊とともに事業開始。規格外の桃を有効活用したスイーツの商品化。更級農業高校と連携したり、銀座NAGANOに出品するなどしてきました。さらに、桃の花ウォーキングや桃の花で花祭りなどのイベントや、実際に桃の畑を見る「川中島桃ツアー」を実施。今後は地域おこし協力隊とも連携していきます。

■第三地区「子供の力を活用したまちおこし」
 新築マンションが増え住民同士の交流が少ない、母親が孤立してしまいがちという課題感から、さまざまな子ども向けイベントを通して世代を超えた顔の見える関係づくりをしています。地区のお祭りをめぐるスタンプラリー、地区内の小学校と連携した子ども達のお店、避難所体験会などなど。子どもたちのもつ力を借りて地域を元気に!!という取組みです。

■大豆島地区「ふれあいラジオ体操」
昔ながらの住民同士の交流の機会が減少し、ご近所のつながりが希薄になっていることから、毎年3月下旬から11月までの毎日、「ふれあいラジオ体操」を実施。それをきっかけに太極拳を始める人が現れたり、野菜市や食事会、お出かけなどの交流が生まれています。今後は、これまで参加していなかった人たちにも広げたいそうです。

■七二会地区「ヒメボタル」
一生を陸で送る「ヒメボタル」を地域のお宝として大切にしています。今ではファンにとって「七二会、陣場平」がヒメボタルの聖地の一つに。ですが、実は「あえて何もしない」ことで保護活動をしています。カメラマンと鑑賞者との関係が難しい側面もあり、お互いさまの気持ちでみんなでホタルを見守ってほしいと願っています。

熱のこもった発表が次々と繰り広げられました。最後には集合写真も。

すべての地区が発表を終え、時計の針は16:00。みなさんの協力で予定よりも早く終了することができました。
 参加者から集まったメッセージカードには、温かいエールやアドバイス、また、一緒にやりたい、真似してみたいなど、受け取った地区がうれしくなるような言葉がたくさん並んでいました。地区へお返しするために冊子を作りながら、私たちスタッフもじんわりと温かい気持ちになりました。住民自治は、一朝一夕にできるものでもないし、誰か一人が頑張ってできるものでもないと思います。課題を見つけて、「みんなでなんとかしよう!」と動き出すことで積みあがっていくものなのだと学んだ3時間でした。また、今ある地域のお宝を目を凝らして、肌で感じて見つけ出していくみなさんの「チカラ」を目の当たりにしました。
 参加してくださった地区のみなさんには、資料作りや発表方法の工夫などに取り組んでいただき、感謝しかありません。この日がこれからの糧になり、明日への活力になっていたら幸いです。次回はぜひ、すべての地区がそろって「おらほの自慢」ができることを願っています。

■アンケートから■

■参加地区の皆様からのご意見
<感想や気づき>
他地区の取組みを学べてよかった
各地域の努力が感じられた。みんな頑張ってるなーと思った
子どもの力や自然の力を活用した取り組みが多かった
女性の発表が多くて良かった
もっと話したい!もっと聞きたい!絶妙な時間の長さも良かった
活動のキーマンとなる方が明るくてパワフル!見習いたい
地区の特色(利点も課題も)をそれぞれが的確に把握して町おこしに活用していることが印象的
他地区の活動がとてもわくわくするものが多く、新たな発見があった
それぞれの地域らしさを知ることができて楽しかった
前向きな取り組みや行動力が素晴らしい
各地区の自慢を聞いて、その地区を知り、さらにこれを通じて輪が広がっていくと良い
やりたいことをやっているのは良い
プレゼンターがみんな個性があって楽しかった
それぞれ自信をもって発表する姿が非常に良いと思う
皆さま堂々とした発表ぶり、スゴイ人たちの集まりだ!と思った
それぞれの実態を知ることができたが、発展に結びつけることの困難さも感じた
中山間地の厳しさが伝わってきた
プロジェクターの不調が残念だった(申し訳ありませんでした・・・)
市社協と同様のこと(福祉部会関係者交流会のことでしょうか?)をやっても意味ないと思う。参加動員をしやすいよう内容を明確に
観光PRも自慢の一つだが、事業・イベントに特化したほうが良い(次の機会には丁寧にすすめます)
発表原稿パワーポイント資料を開示してほしい(後日共有させていただきました)

<印象に残ったこと、真似したいこと>
戸隠くらしのカレンダーのようなものをやってみたい
草刈りバスターズをやってみたい
第三地区の子どもを中心とした活動はとても良い、見習いたい
共通する取組みがいくつもあり、情報交換するなど、より良い形に、継続的になれば
川中島の桃の花ウォーキングに参加してみたい
豊野まちづくり委員会。自ら手をあげた人達で運営している、若さが感じられる
更北地区の防災啓発のイベントの取組は参考になる。ぜひ今後の課題があったら聞きたい
他地区を見習って地区の良いところを発見していきたい
ラジオ体操。イベントの重ねあい
地域によって温度差を感じる
地域の環境、状況それぞれでまねもできない

<今後につながる希望や提案>
ざっくばらんな意見交換をやってみたい
地区を超えてコラボなどできるような提案の場があればいいなと思った
川北さんの話を聞いてみたい
花立部長とディスカッションしたい
防災・減災をテーマとした交流会
資料の冊子は今回のみならず、さらに詳細について発行されると参考になる
福祉以外の地域活性化についてのテーマでやってほしい
この事業を4~5年間隔でいいのでまたやってほしい

■一般参加(オーディエンス)からの感想
<感想>

参加してよかった、とても良い時間だった
参加者のみなさんのコミュニケーション力が高く、長野市の良さが体感できた
どんな人が、誰のために何をしているか、参考になりました
おらほの自慢があることがうらやましい。地域の努力の賜物
16地区それぞれ課題はありつつ前向きに誇りをもって活動していて素晴らしい。住みやすいまちづくりに向けて企業としてもできることをやっていきたい
地域を持続するために必要なことをやるという視点が大切と思った
どの地区も地区の魅力や特徴をしっかりとらえて取組んでいると感じた
他の地区の取組みを聞くことで勇気づけられたり、これからの活動のヒントが得られ良い機会だったと思う。時間を感じず楽しく聞けた
中山間地が多かったように思う。もっと街場のちくの自慢話も聞きたかった
長く続いている活動もあり、とても驚いた。頑張ってほしい

希望や提案>
住民自治協議会以外のプロジェクトの発表も
ぜひ、この自慢大会の第二弾、第三弾を
女性だけの意見交換会
地域の高齢者福祉・障害福祉の現実を知れる機会

 参加してくださった地区の皆様、聴いてくださった皆様、ありがとうございました!!