【市民活動レポート】雑学以上、専門未満。「なぜぜ?」へ!

 長野市内のR-DEPOTで、さまざまな分野の語り手と出会う知的交流イベント、「なぜぜ?」に参加してまいりました!

松本大学4年生の富沢智咲さん、星槎道都大学3年生の胡桃澤実彩さんの長野県出身のおふたりが主催されたこちらのイベント。
富沢さんが本を読んでいた際に「17世紀のコーヒーハウス」と出会い、そのような場を再現したいと思ったことがきっかけだそうです。

当日は県内外から4人の語り手が集まり、ボディメイク、福島県大熊町、第一次産業、教育という多様な話題について、参加者も交えながら語り合う場がつくられていました。

わたしは関拓人さん(信州大学3年生)の「大熊町に4年間関わって思うこと」の時間に参加しました。
関さんは中学生のときにJR常磐線(当時はバスによる代替輸送)の車窓から見た福島県沿岸部の情景に衝撃を受け、そこから興味を持つようになったそうです。
大学生になってから大熊町に通うようになり、大熊インキュベーションセンターのインターンとして、大熊町に数千人が集まるイベント「おおくま学園祭」の運営などを通じて、4年間、大熊町の変化を見てきたとのこと。

お話の最後に「大熊町は被災地ですか?復興って何だろう?」という関さんの問いかけから、外から見た目線の「被災地」という言葉に代わる言葉はないか、「復興」とはどのような状態かについてみんなで話し合いました。
「復旧」という言葉と対比して、「『復旧』はマイナスを元通りにするような表現だが、『復興』はゼロからプラスをつくることではないか」という意見が出るなど、それぞれの経験に引き寄せながら大熊町について語る時間となりました。
地震・津波・原発事故の被害を受けた場所であるという大熊町特有の事情がある一方で、自然災害の被害を受ける可能性がある、人口減少に直面している、という広くあてはまる状況もあり、大熊町からわたしたちが学べることは多いと感じました。

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「なぜぜ?」は今後も各地で開催していく予定とのことですので、みなさんもぜひInstagramをフォローして、今後のイベントに参加してみてください!

なぜぜ?公式Instagram:@nagano_nazeze

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