9月22日23日の2日間にわたり、「自分と仲間のためのファシリテーション勉強会」をながの若者スクエアふらっと♭とともに開催しました。
今回の勉強会では、「こんなことをやってみたい」、「仲間ともっと活動を広げたい」、「新しいことにチャレンジしたい」そんな場面でファシリテーションを活かしてみたいと思う高校・大学生、社会人ら9人と、基本から一緒に学び合いました。
参加者の中には、ファシリテーションは初めてという人もいれば、すでに自分の活動の中で実践している人もいてたくさんの学びが生まれる時間となりました。
講師の中尾有里さんは、フリーのファシリテーターであり、ピースワーカー、神戸市地域コーディネーターなどさまざまな肩書経験をお持ちの方!温かくてとても丁寧な進行で、初めての人でも安心して学べる場をつくってくださいました。
【1日目】「ファシリテーションの在り方」を学ぶ
初日は、ファシリテーションをするうえで大切な“在り方”についてみんなの目線を合わせました。
テーマは「言葉の奥を聴いてみる」
ただ話を聞くだけではなく、相手の背景や気持ち、ニーズに耳を傾ける姿勢を大切にしながら、ワークを通じて学び合いました。最近モヤモヤしたことをテーマに相手が話してくれたことをじっくりと聞いて、“こんなことを大切にしたかったのでは?”とその人の「大切な質」を探すワークをしました。
話しを聴く間はひと言もしゃべらなくても、聴くことに徹底することで分かってもらえた、共感された感覚を味わうことができました。それだけ「聴く」ことの大切さを実感しました。
【2日目午前】ファシリテーション実践編
2日目は、実際にファシリテーター役をしながら「ファシリテーションって実際どんなことをするのか?」を体験的に学びました。ファシリテーターといってもその役割は多岐にわたっていて、ふだんから1つ1つのスキルを分けて考えることは少なかったと思います。
ファシリテーターとしての役割を細分化したことで、すでにファシリを経験している人からは、「自分の癖や得意・苦手な進め方が見えてきた」といった気づきがありました。一方で、初めてチャレンジした人からは、「こうやって進めていくんだな」という発見がありました。
▲ボールを渡しあうアイスブレイクも大盛り上がり!緊張も溶けたかな。
【2日目午後】グラフィックレコーディングにも挑戦
2日目の午後は、「グラフィックレコーディング(グラレコ)」について学びました。
「絵を描くのって難しそう…」と思ってしまいがちですが、大事なのは“絵のうまさ”ではなく、“伝わるようにまとめるポイント”を意識すること。何を伝えたいのか、だれのために書き残すのかを考えながら“きく”ことが大切でした。とはいえ、慣れないイラストや構成に苦戦する場面もありました。これからの機会で少しずつコツをつかんでいけたらと思います。
2日間という短い時間でしたが、「ファシリテーションを学んでみたい!」という想いを持った皆さんのおかげで、終始あたたかく、実りある勉強会になりました。
今回の勉強会を通して、「やってみたい」という気持ちを形にする第一歩として、ファシリテーションの力を実感できたのではないかと思います。
臆せず屈せず、ファシリテーションを楽しんでいこう!!!
参加者からの感想
・とても新鮮な体験ができました。話の聴き方の幅を広げるきっかけをもらえました。
・ファシリテーションは奥が深く、難しいと思いました。ですが、それがまた面白いという意見を聞いて凄くいい考えだなと思いました。ぜひ私もこれから機会があればファシリテーションにたくさんチャレンジしていきたいです。
・ファシリテーションを何となくで今までやってきたけど、ファシリテーターの役割を学ぶことが出来たので良かったです。
・自分の日々生活していく上での苦手や得意を活かしきれていない部分などが少しあらわになり、それを克服するための知識を頂けた。
