【イベントレポート】「地域づくりの新しい視点~関係人口の増やし方~」

【イベントレポート】
「地域づくりの新しい視点~関係人口の増やし方~」
大岡地区住民自治協議会主催

1月10日(水)13:30~17:30
大岡支所2階大会議室にて、月刊「ソトコト」編集長の指出一正さんを迎えて開かれたイベントにおじゃましました。
会場には80人を超える人が集まっていました。大岡地区内の方はもちろん、地区外から行政職員や各地区の住民自治協議会の方、ボランティア活動をしている方や、地域おこし協力隊などなど、遠くは東京からも参加した方がいらっしゃいました。

前半は指出さんの講演会。
「関係人口」という言葉を中心に、各地でローカルヒーローと言われる地域を元気にしている若い世代の活躍の事例などを挙げながら、今地方がどのように動いているかを軽妙な語り口で語りました。単なる観光でもなく、かといって必ずしも移住まではいかない、でも、その地域のファンとしての関係人口を増やすことで、過疎や高齢化で悩む地域が元気になっていく姿から勇気をもらいます。
行政から1億円の予算をもらって「子どもがケガをする公園」を作った女性グループや、雪の中に立つ景色を考えて黒いゲストハウスを作った若者の話など楽しい話がてんこ盛り。

休憩には、四ケ村地区の女性たちの手作りこんにゃくや漬物、そばかんてんがならび、参加者をなごませました。

後半は指出さんがコーディネーターとなって、大岡地区で暮らすみなさんのお話を聞きました。大岡の豊かな自然の中で清流米作りをしているお話、移住してきて子育てサークルの仲間と楽しい時間を過ごしている話。また、その中で見えてきている課題についても大いに触れました。
現在大岡地区では、小さな拠点プロジェクトが行政主導で進められていますが、そこでも課題や「大岡地区がどうありたいか」が議論されています。
今回のイベントはその議論のさらなる深まりに一役買ったと言えるのではないかと思います。

最後のあいさつでは、住民自治協議会副会長の下倉さんが、ぜひ、また指出さんと一緒に人材育成、関係人口づくりをしていきたいと抱負を語り、お開きとなりました。